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阿賀町のお米と棚田

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オープニングイベント用のお米をもらいに、夫の実家がある新潟県阿賀町の津川へ。

山間地域のため、まだ桜が咲いていました。
人口が3000人くらいの小さな町ですが、狐の嫁入り行列や温泉に、古い町並みと自然が美しいところです。

 

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夫の実家は、山の湧き水が流れる棚田で米作りをしているのですが、きれいな水と、山の寒暖差のおかげでとても美味しいお米ができます。

 


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昨年の稲刈りを手伝いに行ったとき、京都のお店がオープンできたら、そこで京都の人に食べてもらえたらいいなぁ、と思っていました。

夢が叶って、5/1のオープニングイベントの日は、mountain△groceryさんに新潟の山菜と一緒にお弁当を作ってもらえることになりました。

 

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話がすこし変わりますが、阿賀町は過疎化が進んでいて、若者がほとんどいません。いまある田畑は、いずれ深刻な人手不足に悩まされることになると思います。

自分達が受け継ぐ田んぼを含めて、この地域の米作りがこれからも続くようにするために、どんなことが必要なのか、これから考えていけたらと思っています。

 

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夫の両親に、新潟に住みながら京都でこれから新潟の手仕事のものや、お米や農作物を売って、すこしでも新潟のことを知ってもらって地域を支えていきたいという話をはじめて説明したとき、とてもどきどきしました。

どんな反応をされるのだろうか、正直すごく不安でしたが、多少驚かれはしたけれど、意外とすんなり受け入れてもらえて、むしろこちらがびっくりしました。

年々減っていく集落で、すこしでもお米やものが売れるのであれば、とてもいいことだと言われました。そのくらい、危機感があるんだなぁと、あらためて実感しました。

 

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子連れで再婚した自分にとって、わたしや息子のことをこころよく受け入れてもらった上に、こういったことまで応援してもらえて、もう感謝しかありません。

稲刈りのとき、はじめて親戚の方にあいさつをして、はじめて稲刈りを手伝わせてもらったわたしと息子。

コンバインに乗せてもらって、刈り取ったお米が玄米になるまでを体験して、どこかどぎまぎとしつつも、手に取ったお米は、本当に温かい気持ちになったのでした。

じつは夫も、高校生のときに子連れ再婚という形で阿賀町に移り住んだ経緯もあり、わたしと息子に重なる部分もあるようでした。

そんなちぐはぐなわたしたちが、血縁とは違うなにかで新潟とつながっていけることが、とても嬉しいのです。

すこしでもいい未来へつながることができればいいなぁとおもいます。